冬はヨセミテが一番輝く瞬間です。雪で覆われたヨセミテ渓谷は是非訪問していただきたい場所です。
ヨセミテ渓谷は標高1200mで、基本完全除雪で通年で訪問が可能ですが、訪問にあたってはいくつかの注意が必要です。国立公園局の冬季訪問案内を参照してください。
1.気候
朝は氷点下になりますが、昼間は5℃から10℃です。
雨季なので、雪(雨)が降る可能性があります。
風はそんなに強くないです。
主な道路は除雪されていますが、路面に雪はあります。主な散策路も除雪されていますが、雪・氷があります。
2.服装・装備
服装は、雪山登山の服装は不要ですが、厚手のセーターと ダウンジャケットがお勧めです。フリースとゴアテックスなど厚手の防水ジャケットも便利かもしれません。雪対策のジャケットもお忘れなく。
靴はしっかりした底の物を準議してください。ハイキングシューズだとさらに良いです。雪・氷道でのスリップを防止するために靴に被せる簡易スパイクが便利です。Ciscotoursの参加者には無償でお貸しします。
3.車/レンタカーでの訪問時の注意事項
ヨセミテ渓谷内は除雪が行われて、冬季も訪問可能です。とは言っても路面に雪はある為、チェーン規制がかかる可能性が高いです。MercedからのCA140号経由が公園入口までチエーン規制がかかったことが無いのでお勧めです。MantecaからのCA120号経由の場合、公園に入ってからヨセミテ渓谷に抜けるのに1900mの峠を越えるため、チエーン規制がかかる可能性が高いです。
チェーン規制(chains restriction)は、R1、R2、R3の3段階があります。通常R1ですがたまにR2になります。私はR3の経験は幸運な事に無いです。
それぞれに規制はこちらです。
R1:スノータイヤ着装車OK。レギュラータイヤ装着車チェーン要
R2:四駆でスノータイヤOK。それ以外はチェーン要
R3:四駆含めすべての車がチェーン要
但しR1でも全ての車がチェーン持参必要。
公園の入口でチェックがあり、条件を満たしていないと入園を拒否されます。
アメリカのレンタカーの四駆は基本all weather タイヤで、スノータイヤ扱いです。
レンタカーを借りるとき、通常は四駆の指定はありません。SUVを指定しても通常は2駆の事が多いので、必ず4駆が必要だとレンタカー会社に確認してください。私は借りる事務所に電話して確認しています。
例え四駆でもチエーン規制があるときはチエーンの携帯が求められますので注意してください。
レンタカー会社でチエーンの貸し出しは有りません。レンタカーを借りた後に自動車部部品屋さんに行って自分で購入の必要があります。借りたレンタカーのタイヤのサイズに合ったチエーンの入手が必要ですが、サンフランシスコ周辺ではタイヤチエーンは需要が少ないので、お店に丁度合うサイズが置いてない可能性があります。何軒か回る必要があるかもしれません。
サンフランシスコ周辺の自動車部品店チエーンです。
(A) Auto Zone
(B) O’Reilly
(c) NAPA Auto parts
(D) Advanced Auto Parts
(E) Walmart
(F) Home Depot
4.その他
・Tioga RdはTuolumne Groveの東が雪の為閉鎖になります。
・Glacier Point Rdも雪の為に閉鎖になります。
・Mariposa Groveの駐車場からトレールヘッドまでの1.5Kmのシャトルバスも12月から3月末まで運行停止です。歩くと片道1時間です。
・Wawonaからヨセミテ渓谷に通じるCA41号は、閉鎖にはなりませんが、1800Mの峠を越えるので通行にはご注意ください。